トリートメントの種類とその使い分けガイド:トリートメントの種類

トリートメントの種類とその使い分けガイド:トリートメントの種類

トリートメントの種類は大きく分けると2種類に分かれます!

トリートメントにはたくさんの種類がありますね。
それぞれの髪の悩みや目的に合わせて、最適なトリートメントを選ぶことが大切です。

ここでは、美容師がお客様に楽しく、分かりやすくトリートメントの世界を案内するような形で、大きく分けたトリートメントの種類とその使い分けについてお話しします。

まず、トリートメントを大きく分けると、ホームケア用サロン専用の2つがあります。

ホームケア用トリートメント

これは、ご自宅で日常的に使用するタイプのトリートメントです。
シャンプー後の濡れた髪に使うタイプから、ドライヤーで乾かす前の髪に使うリーブインタイプまで様々です。
ホームケア用トリートメントは、日々の髪のダメージをケアし、健康な髪を維持するために役立ちます。
例えば、保湿や栄養補給を目的としたもの、髪を補強するプロテイン入りのものなど、様々な機能があります。

サロン専用トリートメント

サロントリートメント

こちらは美容室でプロの手によって施されるトリートメントです。
高濃度の栄養成分や特別な技術を使って、髪の内部から修復し、美しい髪へと導きます。
例えば、深いダメージケアが必要な髪には、ケラチンやアミノ酸を豊富に含んだトリートメントが選ばれることが多いです。
サロン専用トリートメントには、即効性が求められるものから、長期的な髪質改善を目指すものまで、目的に応じた多種多様なプランがあります。

使い分けのコツ

  1. 日々のケアにはホームケア用トリートメントを:毎日の洗髪後やスタイリング前に、髪の状態やその日の気候に合わせてホームケア用トリートメントを使いましょう。髪が乾燥しやすい方は保湿効果の高いものを、ダメージが気になる方は補修効果のあるものを選ぶと良いですね。

  2. 特別なケアが必要な時にはサロン専用トリートメントを:定期的に、または特別なお出かけ前などには、サロンでのトリートメントを受けることをお勧めします。プロの診断により、あなたの髪の状態に最適なトリートメントを選んでくれますし、施術後の髪は格別の仕上がりになるでしょう。

  3. ライフスタイルに合わせて:忙しい毎日を送っている方は、手軽に使えるリーブインタイプのホームケア用トリートメントが便利です。一方で、週末にじっくりと髪のケアをしたい方は、洗い流すタイプのトリートメントを選んで、バスタイムをリラックスタイムに変えてみるのも素敵ですね。


髪質や季節に合わせた選び方

トリートメントを選ぶ際は、髪質や季節の変化に合わせて選ぶことが大切です。
例えば、夏は紫外線や海水、プールの塩素など外的要因によるダメージが気になる時期。
この時期は、特に保護機能を高める成分が含まれたトリートメントを選ぶと良いでしょう。
また、冬は乾燥が大敵です。保湿効果の高いトリートメントで、髪と頭皮をしっかりと潤してあげることが重要です。

さらに、髪質に合わせた選び方もポイントです。
細い髪の方は、髪にボリュームを与える軽い使用感のトリートメントがおすすめ。
逆に、太い髪やくせ毛の方は、しっかりと髪をコーティングしてくれる重めのトリートメントが適しています。
また、カラーリングやパーマなどでダメージを受けた髪は、補修効果の高いトリートメントを選ぶと良いでしょう。


トリートメントの世界は、実に多彩で奥深いものがあります。
自分の髪の状態や目指す髪質に合わせて、最適なトリートメントを見つけることが大切です。
そして、それを適切に使い分けることで、髪をより美しく、健康に保つことができます。

 

さらにトリートメントの種類は2種類に分かれます!

皆具内部トリートメント

トリートメントを深く理解し、その種類に応じて適切に使い分けることは、美しい髪を育てる上で非常に重要です。
ここで、さらに詳しく【内部補修】型と【外部補修】型トリートメントについて掘り下げてみましょう。

内部補修型トリートメント

内部補修型トリートメントは、髪の毛の内部に浸透し、ダメージを受けた髪の内部構造を修復することに焦点を当てています。
このタイプのトリートメントは、髪の内部に水分や栄養を補給し、髪の毛本来の強さや柔軟性を取り戻すのを助けます。
特にダメージヘア、乾燥した髪、くせ毛の方におすすめですが、髪の毛がダメージを受けやすい方は、トリートメントの効果を長持ちさせるためにも、定期的なケアが必要になります。

外部補修型トリートメント

外部補修型トリートメントは、髪の表面に作用し、保護膜を形成して外部からのダメージから髪を守ります。
髪の表面を滑らかにし、光沢を与え、さらには手触りや髪のまとまりを改善します。
このタイプは、特にスタイリング時のダメージから髪を保護したい方や、日常的に外見を整えたい方に適しています。
しかし、外部補修型トリートメントは表面的なケアに重点を置いているため、内部のダメージには直接対処できない点を理解しておくことが大切です。

トリートメントとシャンプーの関係

トリートメントの効果を最大限に引き出すためには、シャンプーの選択も重要です。
良質なシャンプーで髪と頭皮を適切にクリーンに保ち、不要な汚れや蓄積された製品の残留物を取り除くことで、トリートメントの成分が髪により良く浸透し、その効果を高めることができます。
シャンプー選びを見直すことで、トリートメントの効果も変わってくるため、髪の状態や悩みに合わせたシャンプーの選択が推奨されます。

 

内部補修型トリートメントと外部補修型トリートメント、それぞれが髪のケアにおいて大切な役割を果たします。
自分の髪の状態や目指す髪質に合わせて適切なトリートメントを選び、さらにはシャンプーとの組み合わせにも注意を払うことで、より健康的で美しい髪を育てることができるでしょう。

 

髪質と仕上がりに合わせたトリートメントも2種類ある

トリートメント

髪の仕上がりを「しっとり」と「サラサラ」に分けることは、トリートメントやヘアケア製品を選ぶ際の非常に便利なガイドラインになります。
市販されている製品でも、美容室で販売しているものでも、この基準は大体共通しています。
それぞれの特性に合わせた使い分けのポイントをおさえることで、自分の理想とする髪質に近づけることが可能です。

サラサラ系トリートメントの選び方

  • 髪質:細い、柔らかい、ペタンとしやすい
  • 特徴:軽いテクスチャーで、髪に重さを与えず、自然なボリュームを保ちながらサラサラとした手触りを実現します。
  • おすすめ:髪が細くてペタンとしやすい方は、髪に負担をかけず、軽やかな仕上がりを求めるサラサラ系トリートメントを選ぶと良いでしょう。


しっとり系トリートメントの選び方

  • 髪質:太い、硬い、乾燥しやすい、膨らみやすい
  • 特徴:潤いをたっぷりと髪に与え、しっとりとした仕上がりに。髪の乾燥や広がりを抑え、まとまりやすい状態をキープします。
  • おすすめ:髪が太くて膨らみやすい方は、髪に潤いと重みを与えて落ち着かせることができるしっとり系トリートメントが適しています。


使い分けのポイント

  • ライフスタイルや好み:日常のスタイリングや、その日の気候、さらにはご自身の好みに合わせて、しっとり系とサラサラ系を使い分けることも一つの方法です。
  • 季節の変化:季節によって髪の状態は変わります。例えば、湿度が高い季節はしっとり系を少なめに、乾燥する季節はしっとり系を多めに使うなど、季節の変化に合わせて調整すると良いでしょう。


このように、トリートメントやヘアケア製品を髪質や目指す髪の仕上がりに合わせて選ぶことで、理想のヘアスタイルを実現することができます。

 

まとめ

お家でのヘアケアにおいて、サロン品質のトリートメントを使用することは、髪の健康を維持し、美しい髪を保つために非常に効果的です。
サロン専売品は価格が少し高くなることがありますが、その品質と効果は市販のものと比較して通常高いと言えます。
お家でのヘアケア対応について詳しく説明しましょう。


サロン品質のトリートメントの利点

サロンで使用されているトリートメントは、特にダメージヘアの修復や髪の質感の向上に特化しており、毛髪内部の修復やキューティクルの保護に優れた成分が豊富に含まれています。
これらのトリートメントには、「反応式」や「重複式」といった特殊な処理が施されており、サロンでの施術後に持続的なケアを目的として自宅用に提供されることがあります。


お家でのトリートメントの使い分け

  • ダメージ対応:髪がダメージを受けている場合、修復や保護のためにキューティクル補修成分が豊富なトリートメントを選ぶと良いでしょう。
  • 髪の重さ・ボリューム調整:自分の髪に合わせて、髪を重く見せたい場合は「しっとり」タイプ、軽やかにしたい場合は「サラサラ」タイプのトリートメントを選びます。


シャンプーとトリートメントの選び方

サロンで推奨されるシャンプーとトリートメントを使用することで、サロンでのケアを自宅でも継続し、髪の健康を長持ちさせることができます。
サロンでのアドバイスに従って、自分の髪質や悩みに合わせた製品を選ぶことが重要です。


タオルドライ後のケア

タオルドライ後は、アウトバストリートメント(洗い流さないタイプ)を適切に選んで使用することが大切です。
このステップで使用するトリートメントは、髪の保湿や保護、さらにはスタイリングの補助としても機能します。
選ぶ際は、髪の状態やスタイリング時のニーズに合わせて選びましょう。

 

美しい髪を維持するためには、サロン品質のトリートメントを上手に取り入れ、正しく使い分けることが大切です。
サロンでのプロのアドバイスに耳を傾け、自宅でのケアを怠らないことで、髪の美しさを長く保つことができます。
また、タオルドライ後のアウトバストリートメントの選択も、日々のヘアケアにおいて重要なポイントです。

 

 


本記事は、30年以上の豊富な経験を持つ美容師であり、全国にサロンを展開する経営者、高橋正和氏の監修のもと作成されました。
専門知識と実践経験に基づき、正確かつ実用的な情報を提供することを目指しています。

監修

高橋正和

高橋正和(美容師/サロン経営者)
30年以上の美容師歴を持ち、その技術と知識で多くの顧客を魅了しています。
全国に展開する美容サロンの経営者としても高く評価されています。
また、カットコンテストでの複数回の優勝や、ヘアーショーへの出演など美容業界に貢献しています。


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