オイル

オイルタイプは一般的な洗い流さないトリートメントとして、使っている方も多くいらっしゃいます。含有されているオイルの種類やシリコンの量によって、使用したときの印象が変わります。例えば、シリコンの配合量が多いほど、重めの質感に仕上がります。
さらに、オイルには動物性と植物性があります。基本的に植物性が用いられており、以下は代表的なオイルの種類です。

・アルガンオイル

モロッコの一部地域にのみ生息しているアルガンツリーから採れるオイル。

・ホホバオイル

砂漠でも生息できるホホバから抽出されるオイル。

・シアバター

サラっとしていながら、ツヤのある濡れた質感が演出しやすい。

オイルタイプのトリートメントを使用する際は、仕上がったときの重さや成分をチェックしましょう。

ミルク

ミルクタイプはサラッとした質感でベタつきにくく、しっとりとした印象が期待できます。また、補修成分が多めに配合されているものは、「しっかりとヘアケアをしたいけれど、重くなりたくない…」という場合におすすめです。また、髪が細くて柔らかい、いわゆる猫っ毛の方にも適しているといえます。細くて柔らかい髪は、パーマやカラーなどによるダメージを受けやすいです。ダメージが進行するとパサつきやすく、まとまりにくくなります。ミルクタイプを使ってしっかりと保湿すると、まとまって扱いやすい髪を目指せます。

クリーム

クリームタイプは、オイルとミルクの中間ぐらいの質感です。オイル成分とミルク成分の割合によって、仕上がりの重さも変わります。また、手触りがしっかりとしているため、髪のセットに活用できるのが特徴です。少し重めに仕上がるので、髪を保湿しつつボリュームダウンさせたい方に適しています。

ジェル

ジェルタイプは保湿性に長けているため、髪を柔らかくしてくれる効果が期待できます。また、濡れ感のある仕上がりにしたいときにも、ジェルタイプがおすすめです。パーマヘアとの相性が良いので、カール感の出るスタイリングをすると、同時に髪の保護や補修もできるでしょう。

ミスト

ミストタイプは髪の補修をはじめ、髪のボリュームアップや頭皮のケアなどにも使えるものが多いです。ただし、ミストタイプを単体で使うよりも、他のタイプと併用するとより効果が得られやすいです。例えば、ドライヤー前は髪の補修や熱から保護するためにミストタイプを使用し、ドライヤー後にオイルタイプやジェルタイプを使うといった方法もあります。
ミストタイプはスタイリング効果がほとんどないので、併用することで希望のヘアスタイルが実現します。

洗い流さないトリートメントには種類があり、それぞれ特徴も異なります。そのため、ヘアケアに使用したいときは、自分に合うトリートメントを見つけることがポイントです。しっとりとまとまった髪にしたいのか、根元からふっくらさせたいのか、仕上がりの希望と髪質に合わせたトリートメントを活用して、理想の髪を目指してみませんか。