束感スタイルを作るなら「ファイバー」「クリーム」

ファイバーやクリームタイプのワックスは基本の種類です。油分と水分が程よく、髪全体にも馴染ませやすいです。また、自然なツヤ感が出せるので、カジュアルな髪型にもぴったりです。ファイバータイプは束感・無造作感が作りやすいですが、テクスチャーの好みが大きく分かれます。一方でクリームタイプはクセのない使用感なので、誰でも使いやすい点が魅力です。
束感や無造作感を重視したいというときはファイバータイプ、できるだけさらっとしていて使いやすいほうがいいときはクリームタイプと、使い分けてみるのもよいでしょう。

ツヤでおしゃれなヘアスタイルを目指すなら「グリース」「ジェル」

グリースは彫刻のようなツヤを作ってくれるヘアワックスです。髪をしっかりとホールドしつつ、ジェルのように固まることはありません。何度も手直しできるので、出先でスタイリングが崩れてしまってもすぐに直せます。また、水溶性なのでシャンプーで流れやすいという点も魅力です。
ジェルはツヤ感が抜群で、ワックスとしてのホールド力も強いため、男性におすすめです。クシャっとした動きを出すことも得意なので、おしゃれなヘアスタイルを目指せるでしょう。

ナチュラルで無造作な感じを出すなら「クレイ」

ワックスのツヤやしっとりとした感じが苦手という方も少なくありません。できるだけマットな質感で仕上げたいときは、クレイをおすすめします。ツヤのない仕上がりなので、目立たず自然な仕上がりです。きちんとヘアセットはしたいけれど、見るからにわかるスタイリングはあまり好みではないという方にも向いています。

ソフト

それほどセット力がないタイプのヘアワックスです。しっかり固めるというよりも、毛流れを作る、トップを少しふんわりとさせるといったスタイリングに向いています。髪に柔らかいニュアンスを加えられるので、こなれ感を出したいときにおすすめです。

ミディアム

ソフトよりは少しセット力があるものの、がっちりというほどではない中間タイプがミディアムです。固めるまではいかないけれど、ある程度セットしたいというスタイルに活躍します。

ハード

ハードタイプは髪をしっかりとまとめて流したり、束感を作ったり、持ち上げたりしたいときに適したヘアワックスです。セット力が抜群なので、短髪の方は愛用者も多いでしょう。一度ヘアセットするとなかなか直せない、シャンプーで落としづらいという特徴もありますが、かっちりとしたヘアスタイリングが好みの方にはハードタイプをおすすめします。

以上がセット力の特徴です。軟毛なのか剛毛なのか、しっかりセットしたいのか、ニュアンスがつくだけでいいのかなど、髪質と髪型に合ったワックスを選ぶことで理想のヘアスタイルが実現します。